第22回　朗読会を開催しました

12月1日(日)に「第22回　朗読会」を開催しました。

今回は時間や人々の営みを通して、人生や愛といったテーマについて考える作品を、ジャンル問わず様々な視点から選び、みやしろ朗読の会さんが表現豊かな口調で朗読してくださいました。

田口ランディ作『モーニング・コール』では、無言のいたずら電話から少しずつ変化していく日常の様子が、美しい朝の情景と共にはっきりと頭に思い浮かぶようでした。

最後に明かされた真実に、切なくも晴れ晴れとしたような気持ちになりました。

O・ヘンリー作『賢者の贈り物』は、クリスマスシーズンにぴったりの作品です。

愛する人のため、自分にとって一番価値のあるものを犠牲にしても、互いにプレゼントを贈り合う美しい夫婦愛が描かれています。

妻のいじらしいセリフを巧みな声色で表現してくださいました。

先日亡くなられたばかりの谷川俊太郎作『詩集　いまぼくに』からは、『あい』について考える詩から『生きる』ことの本質を問う詩まで、いくつか抜粋して朗読されました。

『朝のリレー』では、世界中の人が同じ地球を守り、受け継ぐ存在であることを考えさせられ、胸に染み入りました。

当日は天候にも恵まれ、多くの方にお越しいただきました。終演後には楽しげな歓談の声がホールに響きわたり、有意義なひとときとなりました。

ご参加された方から、素敵な感想や、毎回楽しみにしている、とうれしい言葉をいただきました。
皆さま、ありがとうございました。

次回は2025年5月に開催予定です。