すべての記事

すべてのイベント

2025年




カスタム投稿タイプのアーカイブページの場合のみ表示
宇治拾遺物語
『宇治拾遺物語』

~古典新訳コレクション23~

池澤夏樹編集の『日本文学全集』に収録された古典の新訳がシリーズで文庫化されています。これはその中の一冊、鎌倉時代の説話集である「宇治拾遺物語」です。町田康による新訳は独特の文体で昔話のおかしみが増しています。シリーズには他に、角田光代の「源氏物語」、酒井順子の「枕草子」、古川日出男の「平家物語」なども。作品と訳者の組み合わせが絶妙で、古典が苦手な人でも親しみやすいです。(町田康/訳 河出書房新社)

資料の場所:【文庫913.4ウ】の棚

まちの個性派映画館
『まちの個性派映画館』

~人が集まる,文化が集まる!~

各地にある個性豊かな映画館を紹介した本です。地域に根差した老舗映画館、古い建物をリノベーションしたミニシアター、フィルム上映を守り続ける映画館などが掲載されています。著者が書いたイラストからも魅力が伝わってきます。映画を見るだけでなく映画館そのものも楽しむことができそうです。(美木麻穂/著 パイインターナショナル)

資料の場所:【778.0マ】の棚

江戸時代のオタクファイル
『江戸時代のオタクファイル』

江戸時代にもオタクといえるほど何かに夢中だった人がいました。本書はそんな人々を集めた本です。紹介されている人物は将軍、僧、遊女などさまざま。好きなものも、猫や美食など現代にも通じるものもあれば、地獄、縞模様、雪の結晶、朝顔など個性豊かです。例えば麺好きの徳川光圀は自らうどんを打って客人にふるまったそう。現在にそのオタクぶりが伝わるほど記録が残っているということも面白いです。(辛酸なめ子/著 淡交社)

資料の場所:【281.0エ】の棚

校正・校閲11の現場
『校正・校閲11の現場』

~こんなふうに読んでいる~

校正や校閲は文字や文章の誤りや不足をチェックすること。本が作られる中で大事な作業ですが、知る機会が少ない仕事です。長年校正・校閲に携わる著者が、さまざまなジャンルの同業者に取材した本書。マンガの校閲は活字だけでなく絵の矛盾もチェックする。辞書は何年もかけて校正するのに対して、新聞や雑誌はスピードが問われるなど、ジャンル、現場による違いがあって興味深いです。(牟田都子/著 KTC中央出版)

資料の場所:【749.1 コ】の棚

おすもうさん直伝!かんたん家ちゃんこ
『おすもうさん直伝!かんたん家ちゃんこ』

~相撲部屋別自慢のレシピ~

各相撲部屋で作られているちゃんこのレシピを集めた本です。この本を作るために調味料など計量に協力してもらったそうです。鍋だけでなく部屋定番のおかずレシピも紹介しています。洋食やスイーツもあるのは新鮮でした。真似してみたくなる一冊。(飯塚さき/著 パイインターナショナル)

資料の場所:【桃596.21オ】の棚

警察・スパイ組織解剖図鑑
『警察・スパイ組織解剖図鑑』

~映画・ドラマ・小説を楽しむための~

「刑事コロンボ」、「ダイ・ハード」、007シリーズなど、警察やスパイを題材にした映画やドラマはたくさんあります。本書は主に米英の警察、諜報機関などの仕組みを、作品やキャラクターを例に解説しています。近年ミステリーが人気の北欧の警察をまとめた章も。保安官と警察官、MI6とMI5の違いは?など、素朴な疑問にも答えていて、読むとより作品が楽しめそうです。(加賀山卓朗,akira/著 エクスナレッジ)

資料の場所:【317.9ケ】の棚

能十番
『能十番』

~新しい能の読み方~

伝統芸能の中でも「能」は難しそうなイメージがあります。能の「謡」を読むことに魅せられたいとうせいこうが、代表的な十の演目を現代語訳。さらにそれを、同じく謡曲を愛読する翻訳家のジェイ・ルービンが英訳しています。初心者にも読みやすく、能が好きな人も楽しめそうな一冊です。和綴じ本風の製本も素敵です。(いとうせいこう、ジェイ・ルービン/訳著 新潮社)

資料の場所:【912.3ノ】の棚

コンビニ全史
『コンビニ全史』

~日本のライフスタイルを変えた50年の物語~

日本に最初のコンビニがオープンしてから約50年の歴史をまとめた一冊。各社の経営、おにぎりやプライベートブランドの進化などを紹介しています。『コンビニ人間』の村田沙耶香さんとセブンイレブン・ジャパンの元社長との対談も収録。身近なものの歴史だから親しみやすく興味深いです。(中村直文/著 日経BP日本経済新聞出版)

資料の場所:【673.8コ】の棚

食料備蓄はじめてBOOK備蓄ノウハウ55
『食料備蓄はじめてBOOK備蓄ノウハウ55』

~防災リュック・在宅避難・食料危機まで完全ガイド~

災害対策として食糧ストックの必要性を感じますが、どんなものがどれくらいあればいいのか、いざ用意しようとするとわからないこともあります。本書は食料備蓄の考え方を紹介しています。防災リュックに入れておくべきもの、在宅避難に必要な量、食糧危機になった場合の長期的な蓄えなど、状況ごとの違いがわかり参考になりそうです。(高荷智也/著 徳間書店)

資料の場所:【369.3シ】の棚

そうさくのたね
『そうさくのたね』

~子どもと大人のアイデアブック~

金沢21世紀美術館のキッズスタジオで行われてきた子ども、親子向けワークショップの工作や遊びを紹介する一冊です。五感を使って楽しめる遊びがたくさん載っています。そのまま遊ぶだけでなく、アレンジしたりそれをヒントに発展させたりしてほしいとのこと。いろいろなものづくりの参考になりそうです。(金沢21世紀美術館/編著 グラフィック社)

資料の場所:【水色750ソ】の棚