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漫画や映画、ドラマの名台詞=パンチラインを言語学者が言葉の観点から読み解いた本書。『タッチ』の南ちゃんの言葉のリズム。『機動戦士ガンダム』で多用される倒置法、『ガラスの仮面』のひと言に込められた意味。ひと言の台詞も物語の位置づけや文法、語順などさまざまな角度から深掘りされていて面白いです。気軽に言語学に触れられる一冊。(川添愛/著 朝日新聞出版)
資料の場所:【804ハ】の棚
~100人の収集生活~
「なにか集めているものはありますか?」という問いかけに集まった100人の
コレクションを写真とエッセイで紹介した一冊。生き物の服、お土産マグネッ
ト、ペンギングッズ、赤べこ、空き瓶、アイスの蓋、チーズのラベルなど、お気に入りは人それぞれです。「自分の好きなものは何だろう?」「無意識に集め
ているものはあるかな?」と思いを巡らせてみるのもよいかもしれません(落合加依子・佐藤友理/編著 小鳥書房)
資料の場所:【790.4コ】の棚
成田国際空港のパブリックアートなどで知られる画家の山口晃。ギャラリー勤務を経て山口氏のマネジメントを行う「カミさん」梅村由美。食べることが好きな夫婦の食について、「ガハク」による挿絵とともに綴られています。普段の朝・昼・晩のご飯とおやつ、制作のための滞在先で食べたお弁当など。おいしそうなごはんと飾らないそのままの日常が描かれていて楽しいです。(梅村由美/文 山口晃/画 集英社)
資料の場所:【596.04ヒ】の棚
あんびるやすこ、角野栄子、斉藤洋、寺村輝夫、中川李枝子など。図書館の児童書の棚でよく目にする児童文学作家をあいうえお順に解説していく本書。代表的な作品や作風、作家になった経緯などが紹介されています。名前や作品は知っていてもどんな人かまでは知らないことも多く、人となりがわかるエピソードが興味深いです。児童文学を読むガイドとしてもおすすめの一冊です。(藤田のぼる/著 文溪堂)
資料の場所:【909フ】の棚
~育てないと食べられない激レア野菜~
日本ではあまり出回っていないレアな野菜を集めた図鑑です。アーティチョーク、バターナッツ、アイスプラント、ヤーコンなど知っているけど食べたことのない野菜が多く載っていました。食べ方、栽培方法に加え、実際に育てている農家さんに取材した「プロに聞く」というコーナーも。育て方は写真や図付きで解説されているので、家庭菜園をしている方は挑戦してみては?(藤田智/監修 NHK出版/編 NHK出版)
資料の場所:【茶626.9レ】の棚
この秋からの朝ドラのモデルとなっている小泉八雲による料理本。来日以前、ニューオリンズで新聞記者をしていた頃に書かれた『クレオール料理』という本をもとにしています。オクラゴンボ、ジャンバラヤ、ザリガニのビスクなどの料理に魅せられ、地元の人たちから作り方を教わったそうです。料理好きな一面があったというのは意外でした。レシピ本ですが、文章で書かれているためエッセイのように読める一冊です。(小泉八雲/著 CEメディアハウス)
資料の場所:【596.23コ】の棚
さまざまな海の生き物の「赤ちゃん」の写真を集めた本です。砂浜や磯など浅瀬で見られる生き物の章では、指先に乗るほどのサイズのウニや貝、カニ、ヒトデ、タコなど。海の中にいる生き物の章では透き通ったイセエビ、イカ、魚などが紹介されています。大人とそっくりの姿はミニチュアのようでかわいいです。動画が見られる二次元コード付き。(でんか/著 ワニブックス)
資料の場所:【481.7ウ】の棚
~モードの歴史に連なるアイテム総覧~
ファッションアイテム、デザイナーとその作品、スタイルなどを解説した図鑑です。ワードローブの章ではジェームス・ディーンとジーンズ、チェ・ゲバラとベレー帽などアイテムとそれを象徴する人物も紹介されています。スタイルはパンク、グランジ、ヒップホップなど音楽と関わりが深そうです。下駄や作務衣など日本のものもアイテムとして載っていて新鮮です。(ヘイリー・エドワーズ=デュジャルダン/著 東京書籍)
資料の場所:【383.1フ】の棚
コロナ禍の2020年多摩川の堤防ではじまった「川の図書館」。当時中学生だった熊谷沙羅さんが企画し、家族と共に始めたものです。その活動は新聞やテレビでも取り上げられました。本書は沙羅さん自身がその経験を語った本です。アイディアを実現していく行動力と家族の関係性が素敵だと思いました。両親や弟との対談も掲載。(熊谷沙羅/著 有隣堂)
資料の場所:【016.2ワ】の棚
NHK、Eテレで放送されている「漢字ふむふむ」を書籍化。「大丈夫」、「料理」、「勉強」、「喧嘩」など日本と中国では意味の違う言葉を集めた一冊です。中国語圏の人たちが来日間もない頃にあった勘違いや困ったエピソードなどとともに、紹介しています。中国語での意味の他、日本で意味が変化した経緯なども解説されていて中国語と日本語の語源、両方の勉強になります。(NHK「漢字ふむふむ」制作チーム/編 文藝春秋)
資料の場所:【文庫821.2カ】の棚
