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口笛のはなし
『口笛のはなし』

ドキュメンタリー作家・最相葉月さんとプロの口笛奏者・武田裕煕さんが口笛について多角的に語った本です。口笛の始まりや言い伝えなど文化的な側面、映画や音楽の中で印象的に登場する口笛など幅広く掘り下げています。武田さんが口笛に出会い、口笛チャンピオンになるまでの話も。口笛の演奏技術も動画付きで解説されています。(武田裕煕・最相葉月/著 ミシマ社)

資料の場所:【767ク】の棚

世界ひと皿紀行
『世界ひと皿紀行』

~料理が映す24の物語~

世界各地の家庭の台所を訪ねて回る「世界の台所探検家」岡根谷実里さん。現地で紹介してもらった人の家にお邪魔して一緒に作りながら家庭料理を教わります。インドの納豆料理やオーストリアの鹿の背中を模したケーキ、パプアニューギニアのわらび餅のようなお団子など、知らないものばかりで興味深いです。巻末には日本で手に入る食材で作れるレシピも公開しています。(岡根谷実里/著 山と溪谷社)

資料の場所:【599.04セ】の棚

谷根千、ずーっとある店
『谷根千、ずーっとある店』

地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集者だった著者が、1984年の創刊前からずっとあるお店を取材してまとめた本書。といってもガイド本ではなく、お店とお店を営む人々の歴史をたどる一冊です。江戸時代から続く千代紙屋さんや明治創業の手書き提灯屋さんなどの老舗。国鉄職員から役者を目指し寿司屋になったという大将。駄菓子屋から始まり今はおでん屋というお店。場所柄、日本画材のお店や美術運送屋さんもあります。どのお店にも物語があるのだなとしみじみします。(森まゆみ/著  朝日新聞出版)

資料の場所:【291.3ヤ】の棚

宇治拾遺物語
『宇治拾遺物語』

~古典新訳コレクション23~

池澤夏樹編集の『日本文学全集』に収録された古典の新訳がシリーズで文庫化されています。これはその中の一冊、鎌倉時代の説話集である「宇治拾遺物語」です。町田康による新訳は独特の文体で昔話のおかしみが増しています。シリーズには他に、角田光代の「源氏物語」、酒井順子の「枕草子」、古川日出男の「平家物語」なども。作品と訳者の組み合わせが絶妙で、古典が苦手な人でも親しみやすいです。(町田康/訳 河出書房新社)

資料の場所:【文庫913.4ウ】の棚

まちの個性派映画館
『まちの個性派映画館』

~人が集まる,文化が集まる!~

各地にある個性豊かな映画館を紹介した本です。地域に根差した老舗映画館、古い建物をリノベーションしたミニシアター、フィルム上映を守り続ける映画館などが掲載されています。著者が書いたイラストからも魅力が伝わってきます。映画を見るだけでなく映画館そのものも楽しむことができそうです。(美木麻穂/著 パイインターナショナル)

資料の場所:【778.0マ】の棚

江戸時代のオタクファイル
『江戸時代のオタクファイル』

江戸時代にもオタクといえるほど何かに夢中だった人がいました。本書はそんな人々を集めた本です。紹介されている人物は将軍、僧、遊女などさまざま。好きなものも、猫や美食など現代にも通じるものもあれば、地獄、縞模様、雪の結晶、朝顔など個性豊かです。例えば麺好きの徳川光圀は自らうどんを打って客人にふるまったそう。現在にそのオタクぶりが伝わるほど記録が残っているということも面白いです。(辛酸なめ子/著 淡交社)

資料の場所:【281.0エ】の棚

校正・校閲11の現場
『校正・校閲11の現場』

~こんなふうに読んでいる~

校正や校閲は文字や文章の誤りや不足をチェックすること。本が作られる中で大事な作業ですが、知る機会が少ない仕事です。長年校正・校閲に携わる著者が、さまざまなジャンルの同業者に取材した本書。マンガの校閲は活字だけでなく絵の矛盾もチェックする。辞書は何年もかけて校正するのに対して、新聞や雑誌はスピードが問われるなど、ジャンル、現場による違いがあって興味深いです。(牟田都子/著 KTC中央出版)

資料の場所:【749.1 コ】の棚

おすもうさん直伝!かんたん家ちゃんこ
『おすもうさん直伝!かんたん家ちゃんこ』

~相撲部屋別自慢のレシピ~

各相撲部屋で作られているちゃんこのレシピを集めた本です。この本を作るために調味料など計量に協力してもらったそうです。鍋だけでなく部屋定番のおかずレシピも紹介しています。洋食やスイーツもあるのは新鮮でした。真似してみたくなる一冊。(飯塚さき/著 パイインターナショナル)

資料の場所:【桃596.21オ】の棚

警察・スパイ組織解剖図鑑
『警察・スパイ組織解剖図鑑』

~映画・ドラマ・小説を楽しむための~

「刑事コロンボ」、「ダイ・ハード」、007シリーズなど、警察やスパイを題材にした映画やドラマはたくさんあります。本書は主に米英の警察、諜報機関などの仕組みを、作品やキャラクターを例に解説しています。近年ミステリーが人気の北欧の警察をまとめた章も。保安官と警察官、MI6とMI5の違いは?など、素朴な疑問にも答えていて、読むとより作品が楽しめそうです。(加賀山卓朗,akira/著 エクスナレッジ)

資料の場所:【317.9ケ】の棚

能十番
『能十番』

~新しい能の読み方~

伝統芸能の中でも「能」は難しそうなイメージがあります。能の「謡」を読むことに魅せられたいとうせいこうが、代表的な十の演目を現代語訳。さらにそれを、同じく謡曲を愛読する翻訳家のジェイ・ルービンが英訳しています。初心者にも読みやすく、能が好きな人も楽しめそうな一冊です。和綴じ本風の製本も素敵です。(いとうせいこう、ジェイ・ルービン/訳著 新潮社)

資料の場所:【912.3ノ】の棚